さあ、行こうぜ宮崎!
-田中会長が県代表の本音に迫る-
田中裕一郎佐賀県青連会長:(以下:会長)主張発表県大会第一位、おめでとうござおめでとうござおめでとうござおめでとうございます。
二年連続での基山町からの選出、それも審査員も満場一致での優勝だったという結果でしたが、発表を終えての感想を。
堀田:浩二さん(以下:堀田)正直ですね、仕事に追われていて、主張大会のことを忘れてしまいそうになるくらい忙しいです。
また今回の発表でも取り上げたキッズドリーム基山の四回目が一か月後に迫っていて、その企画会議も連日続いています。
私だけでなく、基山町商工会青年部の皆も主張大会のことを忘れているんじゃないか、と思うくらいです(笑)。
会長:そのキッズドリームそのキッズドリームそのキッズドリームそのキッズドリーム基山ですが、主張発表でもあったようにでもあったようにでもあったようにでもあったように本当に意義深い活動だと私も感じています。
もう四回目ということでということでということでということで、地域の皆さんにもだいぶ浸透してきたのではないでしょうしてきたのではないでしょうしてきたのではないでしょうしてきたのではないでしょうか?
堀田:今回ふたを開けてみたら百六十名の定員を大きく超える参加の申込みでした。
運営面で不安もありますが、それだけ皆さんに期待して頂いているんだなと前向きに考え、何とか全員受け入れようと決め、当日に向けて万全の準備をすすめているところです。
会長:主張発表の中で一番伝えたかったことはなんですかたことはなんですかたことはなんですかたことはなんですか?
堀田:そうですね、自分の住むこの基山町が『消滅可能性都市』と名指しで取り上げられたこと、『まさか』という思いがある一方で、『そんな街には絶対させない、その為に自分たちが出来ることは何か?』、それを考えた先に行きついた一つの形としてのキッズドリーム基山です。
このキッズドリーム基山というのは、ご存知の通り『キッザニア』をヒントにし、商工会青年部のメンバーそれぞれが持つ自分の仕事を地域の子供たちに職業体験させるイベントですが、この機会を通じて子供たちが自分の将来の夢をもっと身近に描くことが出来るんじゃないか、そしてその夢をこの基山町でも実現できるんだよ、ということを感じてもらえればと思っています。
そんな基山町に子供たちが、そしてその親の世代の皆さんにも『住みたいな』、『住んでよかった』、そう感じてもらえたら何よりです。
会長:キッズドリームキッズドリームキッズドリームキッズドリーム基山というのが参加する子供達だけでなく、子どもに関わる全ての人を対象にしているというにしているというにしているというにしているということですね。
また将来を見据えた活動だということもということもということもということも評価すべき点だと思っています。
いろんな面で苦労することもあすることもあすることもあすることもあるかと思いますがぜひともいますがぜひともいますがぜひともいますがぜひとも継続していってほしいとってほしいとってほしいとってほしいと願っています。
さて、次は堀田さんご自身についてお伺いします。
今一度経歴をお話しいただけますか。
確か青年部に入部したのが四年前ということでということでということでということで今年で四十才という年齢からすれば比較的遅いスタートだといスタートだといスタートだといスタートだと思うのですが。
堀田:四年前、三十六才の時に青年部に入部しましたが、それまではずっと家業一筋でした。
もともと十九歳で大工の見習いとしてこの世界に入り、ずっと現場で大工仕事をしてきました。
青年部には五人の同級生もいて、それまでに先輩からも勧誘は受けていましたが、父親が商工会の役員をしていて、二人とも社外に出ると会社がまわらない、そして私も大工現場と並行して営業の仕事もやってという、そんな毎日でしたから青年部にはどうしても入れませんでした。
そんな状況もひと段落して青年部にやっと入部、という流れです。
一年目は平部員、そして二年目からはそれまでの先輩方が卒業するということもあり、いきなり部長という大役を仰せつかることとなりました。
どうなることかと不安もありましたが、周りからの絶大なサポートのおかげで何とか二年間勤め上げることが出来ました。
会長:仕事で大切にしていることはにしていることはにしていることはにしていることは何でしょうか?
堀田:『地域密着』です。
私たち大工は、お客様がずっと住み続ける家を建てるのが仕事です。
でも建てたら終わり、ではなく、むしろ建ててからが勝負だと思っています。
というのも、家を建ててくれたお客様は、実は私たちしか頼るところがないんです。
だからずっとここ基山町で仕事をし続けて、お客様の傍にいる、そして何かの際にはすぐに駆けつけるのはもちろん、何かがなくても折に触れてお伺いし続けることが大切だと思っています。
またお客様は一生で一番高い買い物をするんです、信頼を裏切るわけには絶対にいきません。
主張発表の中でも触れましたが、家を建てる際にはいろんな形でお客様にもお手伝いをしてもらっています。
それも、私たち大工が強いこだわりと深い愛情をもってこの仕事に取り組んでいるか、そこをお客様にも知ってもらうことで信頼してもらえれば、そう思って取り入れています。
この世界で言われているのが『家を売れる営業マンは何でも売れる!』。
私もそう思っています。
それくらい自分の仕事に対しては自信と誇りを持っていると断言できます!
会長:相当強い想いを持って家業に専念されているんですねされているんですねされているんですねされているんですね。
九州大会のことを忘れてしまいそうになることもれてしまいそうになることもれてしまいそうになることもれてしまいそうになることも納得です(笑)。今回の主張発表の件に戻ります。
通常なら主張発表などの経験を積んでから青年部の部長を、というのが一般的な流れかとも思うのですが、
堀田:さんは逆に部長を経験されてからのされてからのされてからのされてからの主張発表ということで、その点についてはどうおについてはどうおについてはどうおについてはどうお考えですか?
堀田:どこの青年部も同じかと思うのですが、主張発表するメンバーをスムーズに選ぶことができない、これが悩みの種でしたし、私が部長の時もそうでした。
この話をすると部員の皆が顔を上げない(笑)。
どうやっても決まらないので思い切って「年功序列で」という話になり、その流れで今回自分が、ということになったのが事実です。
でも内心、『それくらい大変なことなのか、ならば自分が進んでやってみよう!でもそれだけじゃなく、連日続くような文章作りや練習といった、これまでの負のイメージを変えよう』そう思って手を挙げたのも正直なところです。
そんなこんなで原稿作りがスタートしたのですが、まず大前提にしたのが『優勝するために主張発表をするのではない!』という考えです。
驚く方もいらっしゃるかもしれませんが、私はこのキッズドリーム基山という誇れる青年部活動を他の皆さんにも知ってほしい、そして大工という自分の仕事に対する気概というものを伝えたい、それが今回の目的だと思い、まずはそれを周りに理解してもらうことから始めました。
優勝する為、では本人も周りもプレッシャーしかないですよね。
また原稿作りの際にも、発表者独りきりにさせず、例えば他の部員に原稿を発表させてみて、文章の出来栄えや発表技術を発表者にも客観的に知ってもらい、発表者自身のスキルアップに役立ててもらうと同時に、部員全員のかかわりをもっと増やすことで『主張発表、皆で作り上げているんだ!』というように思ってほしい、そういうことも意図してみたんです。
まあ、結果として二年連続で県大会優勝となると別のプレッシャーもかかってくるかとは思いますが笑(、)私の姿を見た部員達の主張発表へのイメージは多少なりとも変わったのではないかな、と思っています。
また部員に私が言い続けてきたのが、「主張発表は『場馴れ』の機会だよ」ということです。
どういうことかと言うと、職種は違えども、青年部員はみんなが商売人、自分の商品、そして自分自身を売り込んでなんぼです。
翻って、じゃあそんな場面でいかにうまく自分を表現できるか、それにはやはり場数を踏んで慣れることが必要だと思っています。
なかなか百人・二百人を前にして話をすることなどありません。
そんな貴重な経験として主張発表の場をとらえてほしいんです。
そうすれば今まで億劫に考えていた人も少しは前向きにとらえられるんじゃないでしょうか。
会長:青年部活動が家業にも大いに役立つ、そのことが
堀田:さんの言葉からもよく伝わってきますわってきますわってきますわってきます。
青年部、もっと早く入部した方がよかったんじゃないですかったんじゃないですかったんじゃないですかったんじゃないですか?
堀田:『家業の発展にも大いに役立つ、こんな意義ある活動ができるんだったら、もっと早く入部しておけばもよかった!』という感じ…、にしておきましょうか(笑)。
会長:そんな堀田さんから最後に、他の青年部員の皆さんに主張発表大会主張発表大会主張発表大会主張発表大会の意義を、一言でお願いします。
堀田:主張発表はこれまでの人生の『振り返り』、自信を持って思いっきり発表するだけ。
結果は後からついてくる。
そして何よりも、自分の仕事、更にはこれからの人生にもきっと役に立つ!
会長:お忙しい中長時間にわたるインタにわたるインタにわたるインタにわたるインタビュー、ありがとうございましたありがとうございましたありがとうございましたありがとうございました。
堀田:さんの中に、熱く秘めている思いを感じることが出来て何よりでした。
九州大会でのご活躍、佐賀県青連を代表して期待しています。